◆The Little Prince
◆The Little Prince 朗読CD
「星の王子さま」を英語で読みました。
フランス文学を英語で読む必然性がどこにあるか、自分でも多少疑問があります。
翻訳されたものなら、日本語で読んでも良いような…。
それでも、言語としては英語の方がフランス語に近いから、多少ニュアンスが残るかなあと言う感じがします。
実際、邦訳されたものは、色々と批判の対象になっているようです。
翻訳されるとニュアンスが変わるのは、仕方が無いことですけどね。
これは児童書ではない
この本を読む前は、児童文学にカテゴライズされる本だと思っていました。
でも、どう考えてもこれを児童書と言うのは無理がある気がします。
フランス人らしい皮肉の効いた表現とか、王子さまや狐から発せられる哲学的な問を、小学生や中学生が理解できるでしょうか?
私には疑問です。
この本は大人こそ読むべき本です。
もちろん、子供が読んでいけないといっているわけではありません。
子供が読んでもそれなりに楽しめるようには書かれています。
ただ、本当の意味でこの本を楽しむのなら、ある程度年齢を重ねた大人が読むべきでしょう。
そういう本です。
ウワバミってなに?
日本語版でのレビューを見ていて、「ウワバミ」という単語が良く出てくることに気づきました。
「『ウワバミ』って何さ?そんなの出てきてないよ。」と思いつつ辞書を引いてみることに。
うわばみ[うは―]【〈蟒蛇〉】
[1] 巨大な蛇の俗称。大蛇。
[2] 〔補説〕 大蛇は物をのみ込むというところから
俗に、大酒飲みをいう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%90%E3%83%9F&enc=UTF-8&stype=0&dtype=0&dname=0ss
大蛇の事をウワバミって言うんだ。
お酒の意味しか知らなかった。
ちなみに、英語版だとboa constrictor という単語が充てられています。
フランス語の原典ではserpent boa ですね。
なんかイメージが全然違うように感じるのは、私だけ?
英語の難しさ
児童書の体裁をとっているので、英語自体はそれほど難しくありませんでした。
それでも、フランス語の原文の影響を受けているためか、多少読みにくい文もあるように思います。
英語が苦手な人だと、文法的に理解し辛い箇所があるのです。
ただ、使われている単語は、基本的にやさしいものです。
◆The Little Prince
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あらすじを書き忘れました。
次のページで、星の王子さまのあらすじを追記しています。
タグ: サン・テグジュペリ, 児童文学, 冒険小説, 映画原作, 読みやすい洋書
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