一つ前の記事「ワンピースを英語で読んでみた│ 漫画は意外と難しいよ」で、ちょっと書き忘れたことがあるので補足します。これはデメリットに関することですね。
英訳された漫画を読んだ場合の大きなデメリットの一つが、基本的に文字が大文字であると言う事です。しかも手書きなのです。これは私たち日本人には意外と大変な事のようです。
文字が大文字になったところで、大した違いは無いと思う方もいるかもしれません。しかし、実際に読んでみると、ぜんぜん違いうことがわかると思います。小文字でかかれたものよりも、遥かに読みにくくなります。不思議な事ですけどね。
私たちが英単語を理解するときは、アルファベットを一つずつ読んでいるわけではありません。一つの単語全体を見て、単語を理解しているはずです。おそらく、ある程度図形的に把握していると言うところもあるのでしょう。少なくとも、ある程度のレベル以上の上級者ならそうしているはずです。そうでなければ英語を読むのに時間がかかってしまいますよね。
しかし、全てを大文字で書かれてしまうと、そうした処理がしにくくなります。知っている易しい単語なのに、アルファベットを一つずつ追って、理解しないといけなくなるのです。特に、文字数の多い単語だと難しくなるようです。逆に、アルファベット3つとか4つ程度の短い単語なら、大文字になってたいして困らないようです。
もう一つ、手書きなのも、読みにくい原因になりそうです。手書きと言っても、大文字のブロック体ですから、判読できないという事はないですけどね。それでも、単語を理解するには若干障害になっているように感じます。これも、見慣れていないのが原因なのでしょうね。多くの日本人は、手書きの英文を読むことなんてないでしょうから。
それにしても、台詞を大文字で書くのは文化なのでしょうか?なぜそんなことをするのでしょうか?特にメリットも無いような気がしますけど。何とも迷惑な話です。
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