2012年10月にKindle の日本語ストアが開設されて、2ヶ月が経過しました。レビューを読む限り、端末の国内での評価は上々のようです。楽天のkobo よりも良いという評価が目立つようですね。
端末の評価は兎も角として、日本語タイトルの数はまだまだこれからでしょう。ですから個人的には、日本語の媒体を読むだけならそれ程興味はありません。
しかし、洋書を読むとなると大分話は違います。kindle は価値がある1台となるかもしれないと思います。第二言語として英語を読む人にとって、紙の本で読むよりも多くのメリットがありそうなのです。コスト面で得だったり、紙の本を読むよりも使いやすい点もありそうなのです。
■ Kindle Paperwhite
価格: 7,980円(送料無料)
コンテンツの日米の価格差がほとんどない
まず、コンテンツの価格面から見ていきましょう。
いくつかチェックした感じだと、洋書に関しては、Kindle のコンテンツは日米での価格差がほとんど無さそうです。日米の価格差と言うのは、amazon.co.jp とamazon.com で差が無いということですね。
これはメリットと言えそうな気がします。というのも、紙の本の場合は、同じ本でも若干の価格差がありました。日本方が2割くらい高いのです。輸送コストなどを考慮した結果なのかもしれませんけどね。
何にしても、日本で洋書を読むことの割高感はちょっと軽減されるわけです。これは間違いなく良いことでしょう。
ちなみに、紙媒体で買うよりも安く買えるという意味でもお得だと思います。どのくらい安いかは本によって違いますけどね。2割程度安いだけと言う本もあれば、半額以下の本もあるようです。
洋書はかなりタイトル数が多い
日本語のKindle 対応のタイトルは限定的なようですが、洋書の場合は扱うタイトルがかなり多いようです。米amazon.com に既に存在するデータを移すだけですから、作業としては簡単なのでしょうね。
いくつかタイトルを検索してみましたが、自分が過去に読んだ本はかなりの確率で入っているようです。欲しい本が買えないということは、あまり無さそうに思います。
Harry Potter シリーズだけは、見つかりませんでしたけど。ちなみにこれは、著者が独自に会社を作り販売しているのが理由です。amazon.co.jp ではない専用サイトで購入する必要があるのです。ただこれも、端末としてはKindle を使って読むことが可能です。
辞書機能がついているのは嬉しい
Kindle には内蔵の国語辞典と英和辞典がついているようです。これもかなり便利な点といえるでしょう。
洋書を読んでいる途中に辞書に目を落とすと、読んでいる箇所がわからなくなってしまいますよね。どこまで読んだかを見つけるのも一苦労なのです。Kindle 内に辞書機能がついていれば、少なくともこういう苦労はありません。
特に語彙力に自信がない人には、そうとう便利な機能になりそうです。
ちなみに、内蔵されているのは、プログレッシブ英和中辞典だそうです。中辞典が入ってれば、日常的に使うのには全く問題が無さそうです。そうとうマニアックな単語や新しい単語以外は、大体カバーされているはずです。
使い勝手と言う意味では、個人的には一番興味深いポイントです。
価格面でもそれ程高くない
気になる価格ですが、それ程高いものではなさそうです。これが一番の安心材料でしょうか。Kindle Paperwhite という一番安価な機種だと、7,980円で購入することができます。
私の記憶によると、シャープのガラパゴスは一番安いものでも1万円台の半ばでした。ですから、Kindle はかなり安い感じがします。逆に言うと、シャープの値段設定がちょっと疑問なのかもしれませんけど。まあ、事実上撤退した商品ですから比べるのもなんですけど。
もちろん、機能の違いがありますから、単純な比較は出来ません。それでも、1万円を大きく割る価格なら、試しに買ってみようという人も多いでしょう。おもちゃだと思って試してみるには、ちょうど良い価格帯です。
バッテリーが長持ちなのが嬉しい
個人的にすばらしいと思うのが、バッテリーのが長持ちする点です。使用条件にもよりますが、1回の充電で8週間バッテリーが持つのだそうです。2ヶ月に1回充電すれば十分と言う事です。
読んでいる途中でバッテリーが切れることほど面倒な事はありませんよね。Kindle ならそういう可能性がほとんどなくなると考えて良さそうです。個人的には、これは非常に嬉しい事です。この手の携帯用機器では、バッテリー切れでイライラすることも多いですからね。
amazon.co.jp のレビューでも評判は上々
ちなみに、amazon.co.jp のレビューでも、Kindle の評判は上々のようです。
■ 【Kindle Paperwhite 】カスタマーレビュー
ご存知の方も多いでしょうが、amazon.co.jp のレビューは、ネガティブな意見でも基本的に掲載されます。俳優出身の小説家が文学賞を取ったときなんて、ボロカスに書かれていました。
ですから、ここでの高評価は、かなり信頼できるのではないかと思います。
コメント数が少ない場合は、関係者による宣伝の可能性もありますけどね。数百ものレビューがあれば、そういうことも難しいでしょう。
使い勝手は追って整理します
とりあえず今回は、特徴的な部分をいくつか抜粋してご紹介しました。今後は、もう少し細かく機能的な部分いついて書いてみたいと思います。
■ Kindle Paperwhite
価格: 7,980円(送料無料)
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