やさしい洋書ハリー・ポッターの読みやすさ

日本語に翻訳しにくい単語が使われている 【22ページ】

The Dursleys often spoke about Harry like this, as though he wasnt't there -- or rather, as though he was something very nasty that couldn't understand them, like a slug.

さて、この文も理解するのが難しいと感じる人が多いかもしれません。
(訳ではなく)意味としては以下のような感じです。

「ダーズリー一家はハリーがそばにいても、彼がいないかのように話す。
あるいは、ハリーがナメクジのような馬鹿で、彼らの話を理解できていないかのように話をする。」

文の構造も少し難しいですが、ここではnasty と言う単語に注目しましょう。
nasty を辞書(プログレッシブ英和中辞典)で引くと、次のように定義されています。

> [形]
> 1 〈人・物が〉ひどく不潔な, よごれた, 〈味・においが〉むかつくような, 気持ち悪い;不快な;〈経験などが〉不愉快な
> 2 〈人が〉(…に対して)意地悪な, 敵意のある((to, with ...));たちの悪い
> 3 扱いにくい, 手に負えない, 危険な, 険悪な;〈病気などが〉重い
> 4 〈天候が〉(雨・雪・霧などで)よくない, いやな;荒れ模様の.
> 5 汚らわしい;みだらな
> 6 ((米俗))わくわくする, おもしろい.

he was something very nasty という部分を、辞書的の定義で「ふけつな」とか「たちの悪い」という意味で理解しようと思うと、文脈上矛盾しそうです。
なぜかと言うと、後ろでthat couldn't understand them 「理解できない」と言っています。
「ふけつな」「たちの悪い」というのは、理解できないという文脈とは関係ないですよね。
今回の文脈では、「たちの悪い」という以上に「馬鹿」というニュアンスが強そうです。

nasty という単語が理解しにくいのは、この単語に対応する日本語が無いからでしょう。
このような日本語の対応する単語が見つけにくい場合は、理解するときに難しく感じることがあります。
ニュアンスが掴みにくいのです。

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